不妊症にはさまざまな原因があります。当院では、排卵誘発・排卵非特定を行うタイミング療法や人工受精(AIH)などの一般不妊治療を実施しています。医師、不妊治療コーディネーターが患者さまのニーズに合わせて検査や治療をご提案します。
感染症の有無を調べる感染症検査、女性の身体に精子に対する抗体がないかを調べる抗精子抗体検査などを行い、必要に応じて治療も行います。
精子の量、濃度、運動率、運動の質などを検査します。ご自宅で採取して2時間以内の精液を当院までお持ちください。(要予約)
一般的なクリニックでは、尿検査でホルモン値を見て排卵日を特定し、タイミング療法につなげますが、当院では採血によるホルモン値の測定で排卵日をより厳密に特定しています。結果は当日中にお伝えできます。 生理が28日周期の方の場合、妊娠のチャンスは年に13回しかありません。早く成果に結びつけるためには、血液検査による排卵日の特定が効果的です。
女性の卵巣機能が不調で排卵が起きていない場合、卵巣を刺激して排卵を促す排卵誘発剤を処方します。排卵誘発剤には子宮内膜が薄くなる、頸管粘液が少なくなるといった副作用もあるため、十分配慮しながら治療に取り入れます。
タイミング療法を半年程度続けて成果が出ない場合、精子を女性の体内に直接注入する人工授精にステップアップします(精子の数が少ない場合は最初から人工授精を行うこともあります)。繰り返しトライしやすく、カテーテル挿入時の痛みも感じにくい治療です。 人工授精で気をつけたいのは感染症のリスクですが、当院では治療前に感染症検査を実施するなど予防を徹底しておりますのでご安心ください。人工授精を4〜5回して妊娠しなければ、ご希望の方には体外受精を実施できる医療機関を紹介いたします。
※一部は保険診療で行っています。
なかなか妊娠しない場合、カップルの男性側に原因があることもあります。当院では、精子に問題がないかを調べる精子検査を必ず実施しております。ご協力をよろしくお願いいたします。
不妊症の定義は時代と共に移り変わっています。日本産婦人科学会によると、不妊は「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないもの」であり、一定期間とは「1年」だと定義されています。不妊症に当てはまるカップルは、なるべく早めの受診をおすすめします。 可能であれば、受診前に約1ヶ月分の基礎体温を記録してご持参ください。排卵の有無がわかり、必要な治療をスムーズに始めることができます。
お身体の不調を感じたらまずはご相談ください
女性の身体や心に起こる悩みや不調を、女性医師の視点から克服するお手伝いをいたします。※事前の検査ご予約はマンモグラフィのみとなります。保険の乳がん検査をご希望の方はお電話でご予約ください。※一般診察の方は、予約システムより順番予約をお取りになりご来院ください。